学びを通じた
被災地の地域コミュニティ再生支援事業

東日本大震災女性支援ネットワークの浅野幸子さんと丹羽雅代さんを講師にお迎えし、災害支援に大切なこと、地域防災づくりに必要な視点を学ぶ「災害トレーナー養成研修」を開催しました。

講師の浅野さんと丹羽さんから、災害発生時から応急対応期、復旧・復興期と男女それぞれの困難があり、時を経て困難な状況が変化することを多くの事例から学びました。行政、地域、団体、個人として障害者・乳児・高齢者・妊産婦などさまざまな人に対する配慮が必要であることを知りました。「もしあなたが避難所のリーダーだったら？！」のグループワークでは、災害発生から順を追ったさまざまな場面を想定して、多様な人々の多様な要望・支援・課題を解決する方法を話し合い、活発な意見交換がなされました。

会場の後方には、ミニ避難所体験コーナーが設置され、受講生の皆さんはダンボールでできた簡易ベッドに実際寝てみる体験や、家族型パーテーションで居心地を試すなど、避難所生活の一部を体感しました。そのほか女性に配慮した防災グッズや非常食などの展示も行いました。

参加された方からは、「いろいろな場面を想定してのシュミレーションで、いろいろな意見を聞くことができて、勉強になりました」、「具体的な事例を用いて自分で考えることが役に立ちました」、「今後の地域防災活動訓練に役立てたい」、「地域の自主防災に活かしたい」といった意見が寄せられました。